上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
まぁ、●くん(個人的な友達)からメールも来ているわけですが、
例の物が仕上がらないとなんか、キリが悪くて…。。。すいません。
椎名先生も『気ままに絶チル!』さんと同じようにツイッターを始めた らしいです。
ついでに…、僕は使い方わからなくてorz

とりあえず、第一話も見たわけですが、どうやら陽光一閃さんの
サイト
を見る限り、DVD編じゃなく、TV編でした。

そういえば、昔、僕はアニメに詳しくなかったので、DVDなんかでないと思って、
必死に著作権を超?無視した動画を頑張って見て、必死に第一話を書いてましたね。
今、思い出せば、ばかばかしい…。
↓見たかったらどうぞ
『絶対可憐! その名はザ・チルドレン』


「状況を説明します。本部予知課が指名手配中のエスパーに犯行を予知。バベル機動隊および諸葛の警察官が待機しましたが逮捕に失敗。局長はノーマルのみでの逮捕は困難と判断。特務エスパーチームの出動を命令しました。」
そんな中、ゲラビアアイドルの雑誌を読んでいる赤い髪の活発そうな少女。ポッキーのような菓子をポリポリとかじる銀色の髪の少女。そして、真剣にDSのようなものに向かってる、眼鏡をかけた黒い髪の少女。いずれも青い制服を身にまとい、スカートは白のミニスカだ。赤い髪の子は赤いリボン。黒い髪の子は青いリボン。銀色の髪の子は紫のリボンを首につけている。そして、青い髪の子は青のベレー帽、白の髪の子は紫のベレー帽をかぶっている。どうやら先ほどの放送はこの子たちにしていたようだ。しかし、みんなリラックス状態。こんなので大丈夫なのであろうか。
「間もなく、現場上空です。三人とも直ちにスタンバイ。」
どうやら、ここはヘリの中らしい。当然ながら、そんな言葉を聞き入れるはずもない。
「やっぱり女は乳だよなぁ。」
赤い髪の女の子がつぶやいている。他の二人も相変わらずだ。その時、扉が開いた。眼鏡をかけた怖そうな女の人が立って怒っている。
「早く、スタンバイしなさい!すぐ現場なのよ!」
三人とも、むすっとした顔をした。
「これは遊びじゃないって何度も言ってるで…」
言い終わらないうちに赤い髪の女の子は立ち上がり、手を前に出し何やら赤い光が出てきた。
「煩(うるさ)い!!」
「キャー!」
赤い光はものすごいパワーでその女を襲った。その勢いはヘリをも動かした。

 パトカーの音が響いている。どうやらここが現場らしい。すごい数の警察、パトカー、そして野次馬。たくさんの警察が忙しそうにあちこちを走っている。
「貴様は完全に包囲されている。無駄な抵抗は止め、ただちに…。」
たくさんの警察と、一人マイクを持ち、大声でしゃべる肩幅の広い男の人がいた。
「ビッグマグナーム」
店の奥から、人の声が聞こえてきた。いったい何なのであろうか。すると、奥から、ピンクの光が肩幅の広い男の方向へやってきた。その光は店の中のチラシや人形に当たると硬質化し、あちこちに落ちてきた。警察もその男も逃げたり、受け取ったりして必至である。もちろん、悔しそうな顔をしている。
「ただのノーマルがハイレベルなエスパーに敵うわけないでしょ。」
ついに奥にいた男が現れた。金髪でメガネをかけた男で筋肉モリモリってとこだ。
「スーパービッグマグナーム!」
手を腰に当て、ものすごい量の光を出した。その光はビルを突き抜けた。当然ながら、ガラスも割れ、警察もその男もビルから一刻も早く離れようと必死で走っている。
「おのれ、マッスル大鎌。たかが盗人の分際で…」
男は硬質化された人形を片手にマッスル大鎌と言う人に向かってどなっている。
「局長!」
どうやら、この男は何かの局長らしい。
「うんっ?柏木君」
そう呼んだのは髪の長い胸の大きい人だ。どうやら秘書らしい。
「チルドレンは!特命エスパーチーム、ザ・チルドレンはまだか!」

 相変わらずアイドル雑誌を読んでいる赤い髪の女の子。あくびをしている。お気楽なものだ。他の二人もそうだった。一方、女の人は…。先ほどの勢いで体が動かない。その女の手には解除装置があった。その解除装置から男の声が聞こえてきた。どうやら、先ほどの局長と呼ばれていた人の声だ。
「チルドレンのリミッターをすぐ解除してくれ。おい、聞こえているのか。須磨運用主任。」
とても男は焦っている。女は眼を厳しくしながら、解除装置のパスワードを打ち込んだ。
「このクソガキ…」
どうやらリミッターを解除したみたいだ。三人少女の首輪が光った。

 一方、マッスル大鎌は暇そうに背伸びをしたりしている。もちろん店内はぐしゃぐしゃだ。
「ったく。遅いわね。早く特務エスパー来てくれないかしら。できればあの子たち。」
どうやら、この男オカマらしい。口調が嫌に女っぽい。しかも度Mだ。そんなにひどい目に逢いたいのだろうか。それともロリだろうか。
「あれっ、誰もいないじゃん。」
「現場の情報が錯綜しているみたいね。」
「ほな、現場ん中に行くで。」
先ほどの三人がしゃべっている。マッスルは誰もいないのに驚いていたのだが。三人が突然、天井の方から瞬間移動してきた。二人はうまく着陸できたが、あの赤い髪の女の子はマッスルの顔の上に尻が…。マッスルも倒れた。残りの二人は赤い髪の女の子の方を見た。一方、赤い髪の女の子は顔を真っ赤にしてゆく。
「テッメー、ハイキックトルネードー!」
キレた赤い髪の女の子はヘリの中と同じ赤い光を出して店内の中でトルネードが起こっているようにたくさんの硬質化された物体がマッスルを襲っている。もちろん逃げる。
「クラエー。」
この少女が明石薫レベル7の念動能力者(サイコキノ)。
「犯人は一人だし、特務エスパーはいらないと思っていたのね。」
残っていた残骸に手を当て感じてっていく。
この少女は三宮紫穂レベル7の接触感能力者(サイコメトラー)。
マッスルは相変わらず走っている。再び…。
「ビッグマグナーム!」
青い髪の女の子は他の二人を連れて瞬間移動した。
「んなもん、当たらへんって。」
そして、この少女が野上葵レベル7の移動能力者(テレポーター)。
「いっくぞー、この変態エスパー!」
薫はこぶしを上げた。どうやら張り切っているようだ。
「チョー、ギャッ、私はガキにも女にも興味無いのよ!」
オカマのマッスルは少し焦っているようである。
「ふっ、空の旅へ連れて行くわ!」
薫は最後の仕上げとして、いつものサイコキノを使ってマッスルにとどめを刺した。残っているのはマッスルの悲鳴だけだった。

 「皆本?皆本光一か。お前、いつ日本に帰ってきたんだ?」
少しこもった人の声だ。どうやら携帯で話しているらしい。
「今、着いたところだよ。賢木、君は今、本部勤務だってな。」
飛行場のテレビを見ながら電話しているようだ。男の前にはテレビがある。
「ああ、バベルの塔の住人だ。」
この携帯はどうやら向こうの人の顔が見えるタイプらしい。画面には肌が黒っぽく、髪が少し立った人が座っている。
「本部に帰国報告しようと思ったんだが、局長が出動してるって。何か大きな事件でも起きたのか。」
どうやら皆本光一という人と賢木が話しているらしい。
「あの人デタラメいいだからな。」
かすかにこの人、局長の陰口をたたいている。しかし、局長とは一体どんな関係なのだろうか。
「ダーリン、どこの女と話しているの?」
賢木の横から女の手が出てきた。どうやら女と一緒にいるらしい。たぶん遊んでいるのだろう。
「実は今日、俺暇でなあ。何かわかったら連絡するから。じゃ。」
慌てるかのように、賢木は電話を切った。
「相変わらずだな。」
あの賢木という男はいつもこのようなことをしているのだろうか。あまりいいことではない。
「とりあえず、本部に行ってみるか。」
皆本は携帯を閉め、ポケットに入れながら独り言をつぶやいた。この皆本という男はメガネをかけていて若くていかにも、秀才って感じだ。

 現場では局長と警察官が唖然と上の方を見ている。一体どうしたのだろうか。
「また、やったわね。」
紫穂が毎度のことのように言う。いったい何があったというのだろうか。
「ほんま、やりすぎやで。薫。」
葵までもが言っている。薫の勉強のしすぎならまだいいのだが。
「あ、あん。あっれー?」
薫の前にはグシャグシャのビル、つぶれかかったビル、上半分がない大型看板があった。とあるビルは倒壊している。局長はものすごい剣幕だ。その横では三人の少女が怒られそうになっていた。
「犯人は混乱に乗じて逃亡したようです。」
柏木一尉は落ち着いた声で言った。三人はきらきらと輝く目で局長に許しをもらおうとする。
「局長♡」
「君たちは。君たち、ザ・チルドレンは悪くない。悪くないぞ。」
剣幕から一転、目から涙を出して三人を抱き喜んでいる。この人もロリなのか。
「でも、街をこんなにしちゃって。」
薫が、仕方がないような顔で局長につぶやいた。
「大丈夫。すぐに元に戻すから。」
局長は三人が無事であればいいらしい。困ったものである。
「犯人も逃がしてもうたし。」
葵も薫を見習って言っているのだろうか。本当に仲がいいものだ。
「大丈夫。総理に断って、もみ消すから。」
そこまでしなくても。正直に言えばいいではないか。
「喉、乾いちゃった。」
紫穂が女の子っぽく局長に甘えた。あの二人とはちょっと違うのだが。
「大丈夫。最高級の水をすぐ調達するからね。君たちは中で待っててくれたまえ。」
この局長大丈夫なのだろうか。こっちまでもが心配になってきた。
「はーい♡」
三人は口をそろえて元気に言った。その行動を見た柏木一尉は心配そうな顔で
「少し、甘やかしすぎでは?」
これが一般人からの意見である。ごもっともだ。確かに甘やかしすぎである。
「優れたエスパーは国の宝だよ。日本の未来はあの三人にかかっているのだ。だから私は徹底的にあの三人を甘やかす。だってバベルの局長がエスパーに嫌われちゃったらおしまいじゃん。」
柏木一尉は目をぱちくりさせた。甘やかしたらいいってもんではないと思うが、あえて突っ込まないことにしよう。

一方現場では警官たちがいろいろと愚痴を言ってる。しかしひどい有様だ。ビルもつぶれて煙も出ている上に救急車までもが出動だ。
「あれがレベル7の特務エスパーか。子どもとは聞いていたが大人の命令は聞かないし。強盗事件をこんな大事にしちまって。」
確かに、警官にとっても他の国民にとっても大変なことである。
「化け物だな、まるで。」
確かに化け物のようにすごいパワーを持ってはいる。しかし、人権無視ではないか。
「おいおい、そんな話誰かに聞かれたら大変だぞ。」
しかし、そんな声は筒抜けだ。バベル専用のトラックの中で、レベル7の紫穂には聞かれるのがオチである。
「聞こえてるんだけどね。」
「いっそ、こんなとこ辞めてまおか。」
葵が横から紫穂に言った。確かにこんなことをいちいち言われていてはつらいものもある。
「政府が許可するとは思えないわ。レベル7は大量破壊兵器と同じ扱いだから。」
冷静な紫穂は水を片手に答えた。一方、その会話に参加していない薫はもうどうでもいい様子で相変わらずグラビアアイドルの写真集を見て興奮している。まるで親父のようだ。
「おお!この女の人、乳デカ。でも形が今一つだなぁ。」
しかし、読んでいた本も葵が取り上げた。
「真面目は話してる時に相変わらずオッサンやね。あんたは。」
「だって好きなんだもん♡」
「イヤ、イヤ、イヤ。女の子っぽく言うてもあかんから、それ。天然でオッサンや言うてるだけやから、天然でオッサンって、オッサンそのものいうことやから…。」
葵の説明も長いものである。しかし紫穂は反論もせず、
「でも、薫ちゃんの男らしいとこ、結構好きよ。」
「いや?、照れるなぁ。」
薫は手を頭の後ろに持ってきてクネクネさせながら恥ずかしがっている。
「微妙に褒めてへんやろ。今の。」
葵はかすかに紫穂が褒めてないことを悟ったのであった。

 新幹線のアナウンスが流れた。
「現在、都内の一部で交通規制が行われています。」
中では例の皆本が新聞を読んでいた。中の記事には『黄金のマッスル像ついに日本上陸』という文字が躍っている。
新幹線はトンネルの中に入った。

 「局長。本部予知課から緊急連絡です。」
柏木一尉は慌ただしく局長に伝えた。
「何?」
局長も驚いたようだ。いったい何があったというのか。

 「間もなく、終点です。どちらさまも…」
新幹線のアナウンスが流れる。新幹線の中では皆本が新聞を綴じ降りる準備をしていた。
新幹線はゆっくりと駅に入って行こうとした。その時、ホームの下から響く音がする。どうやら、コンクリートの中を突き抜けてきたみたいだ。よく見るとさっきのマッスル大鎌ではないか。しかし、こんなところに出て来て大丈夫なのだろうか。線路の上にいるのだが…。
「あら?もう地上?」
マッスル大鎌はおかしいと思い左右を見る。その時、彼の眼に光が入った。どうやら新幹線の明かりらしい。光に驚いたマッスルは大声をあげた。

 「数分前、電車事故が起こるとの予知が生された。」
局長はトラックの中にいる三人に話しかけた。三人とも一応は真剣に聞いている。
「すでに事故は起こってしまったようです。」
柏木一尉はパソコンに向かいながら答えた。
 京練下野駅では警察官と刑事らしき人が話している。その時バベルの車がものすごいスピードでやってきた。一方、刑事は
「専門家のお出ましか。」
と、自分の仕事はまるでないかのような口調をしている。バベルのトラックのドアが開いた。先頭は局長である。続いて柏木一尉。
「どうなってる?」
局長は心配そうな目で刑事のところへ駆け寄った。
「ごらんの通りさ。」
刑事は厳しい目で答えた。しかしそのざまはひどかった。駅から逃げようとするたくさんの人たちがすべて硬貨化していたのである。
「これは。」
さすがの局長も驚いている。確かにたくさんの人が硬貨化されたらたまったもんじゃない。
「マッスル大鎌の超能力ね。」
いつの間にか紫穂もトラックから出てきたみたいだ。硬貨化された人を触り感じ取っていく。
「あいつ。」
「こんなところに、逃げこんどったんか。」
薫と葵がつぶやく。
「強制排除だ。これでは中に入れん。」
局長はザ・チルドレン以外どうでもいいのだろうか。人の人権を無視しすぎではないのだろうか。しかし、冷静な柏木一尉は局長の考えを拒否しようとする。
「待ってください局長。それだと損傷を与える恐れがあります。もし体が折れたりしたら、元に戻った時に大変なことに…。」
「うん。柏木君。須磨君は?」
「それが先ほどから何度コールしても応答ありません。」

 そのころマッスル大鎌は疲れている様子だ。いったい何があったというのか。
「はー。さすがに出しすぎて疲れちゃった。って、こんなところに来たかったんじゃないわよ!国立博物館はどっちよ。地図もどっかに落としちゃうし。」
そいいながら、マッスルは線路の上を歩いて行った。しかし、これは相当の馬鹿だ。悪事をしようとしたものが地図を落とすとは考えられん。しかし、その後ろではなんとか硬貨化にならずに済んだ皆本が息をひそめていた。
「あいつは…。」
そう呟いた時、自分の足元には須磨の硬貨化されたものが横たわっていた。

 「確かに、これだけの隙間があれば、私たちだけなら中に入れそうね。」
「せやな。」
紫穂が冷静に言った。一方、薫は相変わらず硬貨化された女の人のパンツを覗いたりしている。さすが、オヤジだ。
「中の様子がわかったらすぐに引き返し来るんだぞ。絶対に無理はするんじゃないぞ。」
葵と紫穂は呆れた顔をしている。そりゃ、そうだろう。こんな局長だからね。こんな局長のもとにいる君たちがかわいそうになってきた。
「わかってるって。絶対、あいつをぶっ飛ばしてきてやるよ。じゃ、行ってきまーす。」
一方、薫はそんなことはない。言葉も気にせず、元気いっぱいだ。
「全然わかってませんね。」
柏木一尉はチルドレンにあきれていた。しかし、もっとあきれることがあった。局長がキラキラと光る涙を流しながらの一言。
「国の宝が…。」
 一方、薫たちはハイハイをしながら硬貨化された人たちの中を進んでいた。
「あっ、あれは!!」
薫が驚きの声を上げた。これは何かありそうだ。期待するとしよう。いったい何があったのだろうか。
「薫、どないしてん?」
葵が心配そうな目で薫に聞いた。
「見て見て、ミニスカの足のまた潜り。」
薫は足にすりすりしている。まさかこんなときにもオヤジパワーが発揮されるとは。
「こんなとこで何してんねん。このエロガキが。」
いつも通り、葵は怒っている。一方、紫穂はあきれた様子だ。

薫たちは構内にやってきた。
「マッスル大鎌はどこにおるん?」
薫は早くマッスルを見つけて倒したいらしい。紫穂は薫のペースに乗せられないように、冷静でいた。
「待って。今調べるから。」
しかし、薫は
「おーい。マッスル!」
薫は大声でマッスルを呼んだ。どんだけこの仕事がいやなのだろうか。その時、薫の肩に手がかかった。
「君たち。」
「キャー!痴漢、変態!」
驚いた薫はものすごい勢いでいつものパワーを出す。あらゆるものが飛び、手をかけた男の顔に消火栓が当たった。かなり痛そうだ。そのまま、壁に衝突。大きいクレーターが出来上がっていた。
「薫!」
「薫ちゃん!」
慌てて二人が薫のもとにやってくる。さすがの薫は息が切れていた。肩が上下している。
「うっへ、うっへ、へ。ち、違う。僕は味方だ。」
よく見たら、皆本ではないか。しかし、ひどい顔だ。口の周りに線が猫のように生えたような跡が付いている。説得力がないようで、三人とも唖然とした顔をしている。しかし薫は顔を変えた。
「変質者はみんなそう言うんだ。そんな馬鹿殿みたいな顔したやつに言われて、やってられるか!」
「いや、こんな顔にしたの君だから、これで家出てきたわけではないから。嘘じゃないって。ほら見てこれ。」
皆本はバベルの身分証明書を取り出した。
「えー、バベルの職員…。」
紫穂はおどろた様子もなく、皆本の顔を見ていた。
「エスパーじゃなくてノーマルだけどね。」
皆本は三人の方を向いて笑いながら言った。一方、薫は皆本の名前を読んでいた。
「君たちが、ザ・チルドレンだね。」

 四人はホームに来ていた。
「そうか、あいつの目的は最初から国立博物館のこの所蔵品だったんだ。」
皆本は三人に自分が読んでいた記事を三人に見せながら言った。
「なら、こっそり忍びこめばよかったんとちゃう?しかも、今日は休館日やし。」
頭のいい薫はれっきとした意見を皆本に言った。
「だが、それだと本部の予知システムに引っ掛かる恐れがある。そこでまず、労働時間をくし、人々の注意をアピール。現場が混乱したところで、ひそかに脱出。地中を掘って博物館に行くつもりだった。だが、わずかに進路がずれ…。」
皆本はわかりやすいようにチルドレンたちに説明し始めた。そして紫穂がいつものように冷静に、
「駅に飛び込んでしまったのね。」
「そんなもののために私らをだしに使うとは。」
薫はマッスルが許せないらしい。
「よし、博物館に急ごう。レベル7の君たちが力を合わせれば…。」
「無理だよ。」
薫は冷たく皆本に言い張った。いったい何が言いたいのだろうか。
「えっ!?」

 「須磨君は?」
外では局長がピリピリしていた。チルドレンたちが戻らない上にリミッターも解除できないからだ
「まだ、所在はつかめていません。」
柏木一尉は冷静にそう言い放った。

「そうか。」
皆本は納得している。レベル7でも無理な理由がわかった。
「あいつ、嫌いだから、出てこなくていいけど、あたしらのリミッター解除できんのあいつだけなんだよ。」
薫がどれだけ須磨が嫌いかがよくわかる発言である。
「ここに向かってたはずなんやけどな。」
「一体どこにいるのやら。」
葵も紫穂もリミッターが解除できないのはやはり事件解決には結びつかないと思ってるのだろう。しかし、皆本は思い出したかのように言った。
「君たちの主任って言うのは…。前にどこかで見た気がしてたけど、思い出したよ。」
「ババア。」
「こないなとこにおったんか。」
薫は相変わらず口が悪い。以外と葵はやさしいところもあるものだ。
紫穂が携帯を拾い、皆本に渡した。
「有ったわ。リミッター解除装置。はい。」
「こいつにパスワードを打ち込むわけか。君は、確かサイコメトラーだよね。彼女の意識からパスワードを読み取れないかな。」
紫穂も心配そうな目で答えた。
「一様、やってみるけど…、だめ、ほんの表象しか読み取れない。」
「なんて?」
皆本はその表象をヒントにしてパスワードを説くつもりらしい。
「エスパーなんて大っ嫌いだって。」
紫穂が言ったとき、薫の顔が一瞬強張った。
「パスワードになりそうな言葉を片っ端から入れてみるしかないな。時間が惜しい。博物館を目指そう。」
皆本はやはり、表象からパスワードを導くつもりらしい。
「じゃ、地図は私が見てやるよ。」
「あん。ありがとう。」
薫にもこんなところがあったとは驚きだ。その時、天井からはクネクネしたものが蠢いていた。
「ふんじゃ、さっさと行こうぜ。」
薫は博物館に早く行きたいみたいだ。
「しっかし、チョーカー型のリミッターなんて、君たちの趣味ってわけじゃなさそうだけど。」
皆本はつぶやいただけだが、葵ははっきりと言った。
「あのおばはん、うちらのこと猛獣や言うてた。」
「猛獣?」
三人の頭にはその時の須磨との会話が思い出されていた。
「それはね猛獣にお遊戯を教えるための魔法の指輪なのよ。いい子になったらはずしてあげる。」
「どう見ても、首輪なのにね。」
紫穂が冷たい突っ込みを入れた。
「猛獣でも指輪でもないか。」
皆本は歩きながら、解除装置のパスワードと戦っていた。
「どうせ男の名前とかじゃねえの。」
薫はつぶやいたが、その後ろにはものすごい数の赤い眼をした蛇が後ろから薫を襲おうとしていた。
「薫!」
紫穂は状況に気付き、名を呼んだのだが、反応は…。
「やだなぁ。冗談だって。」
薫はわかっていない。後ろの蛇のことを。
「違う、後ろ!」
「ぎょへー!!」
しかし、見た瞬間、驚き、逃げようとしたが、遅かった。体中を蛇に巻きつかれてしまった。
「薫!」
心配した、二人が後ろを見た瞬間、二人とも蛇に巻きつかれてしまった。
「君たち!あ?。」
皆本までもが蛇にやられてしまった。チャンチャン。
ではありません。そこに、マッスルが現れた。
「また、会ったわね。オチビちゃんたち。もっとも、さっきと違ってリミッターが消えてるじゃない。悪さがすぎて、お仕置き中ってことかしら。」
マッスルは四人の顔を見ながらそう言った。
「マッスル大鎌。」
「博物館に行ったんじゃ。」
紫穂と葵が一言漏らす。
「ちょっと間違えて、隣の動物園に行っちゃっただけよ。でも、駅なら正確な地図があるかもしれないと思って引き返してきたの…、ふふふ、大正解。」
そして、薫から、解除装置をとった。薫は負けずに、
「黄金の何とか像はぜったいお前なんかには渡さないからな。」
「あ、あ?、」
「言ちゃった。」
葵と紫穂は呆れている。
「そう、そこまで知ってるの。だったら話が早いわ。あんたには人質になってもらう…。私がお宝を盗み出して逃げるときのね。」
薫は抵抗するがまるで意味がない。マッスルはと言うと、口調が女でも行動は男そのものである。
「やめろ!僕が代りに人質になる。」
皆本がマッスルに向かって叫ぶ。しかし、薫はその考えに反対した。
「なんで、あんたノーマルじゃん。」
「そうだ、僕に超能力はない。」
この皆本という男、いったい何を考えているのだろうか。薫が人質の方がみんな怪我しなくて済むと思うのだが。
「せやから、カッコつけんのはやめとき!」
葵は真剣な目で皆本にそう言い放った。確かにそれで殺されたらカッコ悪いわな。
「こう言う時こそ、エスパーは利用しておくものよ。」
紫穂はエスパーとは利用されて悲しい道をたどっていくものだと思っているのだろうか。
「エスパーであろうとなかろうと君たちはまだ小さな女の子じゃないか。」
三人の考えが皆本の方に移っていく。まるで、催眠術からときはなれたように。
「君たちは猛獣なんかじゃない。人類の大切な未来なんだ。そしてその大切な未来を守るのが僕たち大人の義務なんだ!」
薫もこの言葉で、皆本の言うと通りだと思ったようだ。
マッスルは薫を放し、瞬時に皆本の所へ駆け寄った。しかし、言い出した言葉が…。
「よく見たら、あんたいい男じゃない?私、金と筋肉といい男には目がないの。人質変更決定。」
マッスルという男は、オカマでもあるがどうやらゲイでもあるらしい。気持ち悪いものである。
「この子たちには絶対に手を出すなよ。」
皆本は念を押したようにマッスルに言う。
「ヤーネー、私、ガキなんかに興味無いわよ。」
この人、本当にゲイみたいだ。変人のも限度があるものなのだが。
「そうと決まれば、善は急げね。えっと、博物館の場所は…。」
そう、マッスルが解除装置で図書館を検索している間、皆本は後ろにいる、紫穂にそっと手を出した。どうやら、皆本が思っていることを紫穂に見てもらいたかったのだろう。やがて、人質の皆本とマッスルはともに地下鉄の奥へと歩き始めた。一方、チルドレンは縄で縛られていた。

「くそ!」
やはり、薫はマッスルを捕まえたかったようだし、何より、ノーマルにあんなことを言われて少し落ち込んでいるのかもしれない。
「薫。」
「薫ちゃん。」
二人は心配そうに薫の名を呼ぶ。
「これで、葵と紫穂にもうちょっと胸と尻があれば超エロエロな状況だったのに。」
やはり、薫の心配をする必要はなかったみたいだ。
「こんな状況で考えることがそれかい?」
さすが葵、薫に突っ込んでいく。確かにここで考えることではないが、薫なら仕方がないのかもしれない。
「紫穂、あいつなんて?」
葵は先ほど、皆本の考えを紫穂に読まさせたのをどうやら、見ていたらしい。紫穂は軽く目をつぶって皆本の思っていたことを復唱し始めた。
「リミッターは必ず解除する。僕に任せろ心配するな。」

 一方、マッスルと皆本はともに歩いていた。マッスルは地図を片手に国窒博物館の場所に向かって歩いていた。しかし、やけにルンルン気分らしい。鼻歌を歌っている。
「あーら、ここからまっすぐね。」
マッスルは壁に突き当たったが、何を考えているのか。ここから、掘って中に進むらしい。
「マッスルドリール。」
マッスルはものすごい勢いで回り始めた。横にいる皆本は驚いている。結局、マッスルに手をひかれて壁の中へと入っていった。中で回りながらも、皆本は解除装置のパスワードを考えては入れ、解除しようとした。

 「僕に任せろ、か。」
薫はさっき紫穂が伝えたことをもう一度言ってみた。
「あいつ、言った何者なん?」
葵は皆本がいったい誰なのか気になったらしい。バベルのどんな人なのだろうか。
「皆本光一、二十歳、政府特務機関超能力支援研究局、バベルの医療研究科職員。そして、ノーマル。」
紫穂は皆本について知っていることをすべて伝えた。
「あいつの思考をそこまで読んだのか。」
薫は紫穂のサイコメトラーはすごいって思っていたのだが、
「今のは全部、身分書に書いてあったことよ。」
「そっか。」
「うまく、リミッター解除できるかな。」
葵も薫もさすがに身分書までにはしっかりと目は通さなかったらしい。
「たとえ、失敗しても、私たちは本部に戻ればリミッターを取り外してもらえる。リスクを背負うのは人質になった彼だけ。」
紫穂は冷静に二人に自分の考えていることを話した。
「あいつ…。」 
薫は皆本が心配らしい。

 そして、国立博物館では地面が揺れ、地中からマッスルと皆本が現れた。どうやら皆本は疲れ切っているらしく、半分死にかけだ。
「とうちゃーく!」
マッスルは目の前にあるマッスル像を見て興奮した様子だ。世の中にはこんな変人もいるのだろうか。
「イッヤー!ついに出会えたわね、私のお宝ちゃん。」
皆本はもうどうでもいいかの方に放り投げ像の方に向ってスキップしていく。皆本は解除装置でパスワードを解こうとしているが、マッスルはどうでもいいかのように像に抱きつき離れない。体をくねらせ体を像になすりつけているようにも見える。しかもキスまで!変態だ!
(このままだと、みすみす相手を取り逃がすことになる。考えるんだ。僕が須磨主任だったら、どんなパスワードを設定する?首輪なのに魔法の指環…。はっ!猛獣と会話する指環。)
皆本は自分が思いついたパスワードをポケットの中で打ち込んでみる。解除装置の画面に『承認』という文字が現れた。リミッターを解除できたらしい。
(やった!)
皆本は笑顔で立っている。
 薫、葵、紫穂のリミッターが赤く光った。
「はっ!」
「リミッターが…」
「解除されたわ。」
三人がそれぞれ言葉を口から出した。
「あいつ、やったんだ!よっしゃ、テレポートや!」
薫が一番うれしそうである。信じることの大切さがわかったようだ。
「葵ちゃん、美術館の場所、覚えてる?」
紫穂が葵に尋ねた。確かに覚えていなかったらどうにもならないのが落ちだ。
「うん。」
葵は小さいながらも返事をした。

 「さってと、準備完了っと。」
マッスルはマッスル像のほかに、他の作品、そして皆本もまとめてロープでくぐりつけた。
「なんだよ、この数は。目的は黄金像だけじゃないのかよ。」
皆本は手足を縛られながらもマッスルに言った。
「だって、他にもムキムキボディーがいっぱいだったもの。じゃ、バベルの連中に気付かれる前に引き上げるとしましょうか。」
マッスルはもう自分のものだと思っているに違いない。解除されていることも知らないで。
「ちょっと、待った!」
薫が元気よく言った。
「何者?」
マッスルはやっと手にできるお宝ちゃんが邪魔されるのがいやだったのだろう。すごい剣幕だ。三人は上の方で立っている。
「ひとーつ、人の世にはびこる悪を」
「ふたーつ、不思議な力を使い」
「みっーつ、見事に退治する!」
三人はそれぞれ、葵、紫穂、薫の順で決め台詞を言い始めた。そんなのを言っている間に捕まえてほしいものである。
「絶対可憐、チルドレン!」
三人が口をあわせて言うのはいいが、後ろの爆発は何だ。色の三原色の煙が沸き立っているではないか。
「君たち…。てか、なんで爆発?」
確かに、爆発の件は気になるものがある。まぁ、みんな無事だったしいいじゃないか。
「間違えて、ヒーローショーの会場に行ってもうてなぁ。人質、ご苦労さん。」
葵はやはり、博物館の場所を覚えてはいなかったのだ。とにかく、皆本はマッスル像に結び付けられているところからテレポートして三人の元に戻った。もちろん、紐が緩んだため、他の像は落ちたのは言うまでもおない。
「あっ、あんたたち。」
マッスルするは悔しそうだ。そりゃそうだ、あれだけ苦労したんだからな。南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏。
「観念しなさい、マッスル大鎌!」
紫穂はまるで警察官かの様に言った。
「リミッターが解除された私らに敵うと思ってんのか?」
マッスルは半分切れかけだ。まぁ、頑張ってくれたまえ。
「全くなんなのよ、このクソガキ!」
他にもわけのわからないことをぐちゃぐちゃと言っている。そして、ついにあの大技が出た。
「スーパービッグマグナーム!」
そのピンクの光はものすごい勢いで薫らのところへやってくる。しかし、葵のテレポートのおかげで問題なし。
「馬鹿!馬鹿!馬鹿!」
マッスルは次々とテレポートされ、一つも当たらない自分が嫌になったのだろうか。いろいろと叫んでいる。
「喰らいなさい!」
その大技も効かないようで葵は次々と逃げていく。さすがレベル7 のテレポーターだ。
「やるな、葵!」
薫もこのスピードについていけるとはすごいと感心している。そんな暇は果たしてあるのか。
「薫ちゃん、狙いはあなたよ。」
紫穂は床を透視して、薫が危ないことを伝える。でも避けれるのでは?
「もう遅いわ!」
マッスルは自信満々だ。よく見ると、鏡に反射して当てようとしているではないか。大人のくせに冷たいものである。
「えっ。あっ、へっ!?」
薫が完全にパニック状態になった。慌てるのも無理はない。もし、当たってしまったら、自分が硬貨化されてしまう。そうなったら、たまったもんじゃない。しかし、その危ない薫を助けようと、皆本が近くにあった『歩』と書かれた将棋のこまのオブジェを薫の方に投げた。
「おおおー!間に合えやー!」
皆本の投げた駒は薫の前に行き、なんとか薫オブジェは避けることができた。ただし、その駒に書いてある文字は『金』に変わっていた。
「歩が金に!」
紫穂は薫のことよりも、金に変わったことに興味がわいたらしい。
「これぞ、本物の成金やな。」
葵は自慢げに言う。
「よーっし、サイキックー、ゴールデン、アタック!」
薫は先ほどの成金のこまの先がとがっている方をマッスルに向けて飛ばした。まぁ、薫は知らないかもしれないが、これはゴールデンではない。銀色なので…、って聞いてる?
薫の投げた駒は美しい直線に沿って、マッスルのアソコに直撃した。薫はそれを計算してゴールデンと言ったのかもしれない。マッスルの目には涙が揺れている。
「なるほど、金にはキンってわけか。」
一人で納得しながら、倒れていくマッスルだった。
「は!思い知ったか!」
薫は自慢げだ。一度取り逃がした獲物をすぐに取り返すことができたのだからな。皆本も安心した顔をしている。

 そのころ駅から出ようとしたが、マッスルのビッグマグナームで硬貨化されてしまった人たちは元に戻っていった。そして、何事もなかったかのように自分の行き場所へと歩いて行った。
「これは、どういうことだ?」
真相を知らない局長は、ただただ驚くばかりである。
「もしかして、あの子たち…」

柏木一尉もチルドレンが退治したと思っているに違いない。
「さー!マッスル大鎌!覚悟なさい!あれ?」

地下鉄の線路の近くで一人マッスルはどこだと言う、須磨主任だった。
「くそ、覚えてなさいよ。まったく…。」

マッスルは手錠をかけられた。なんとか逮捕できたらしい。しかし、すごい警備だ。何十人もいる。
「なー」
薫が皆本に聞く、何か聞きたいことがあるらしい。いったい何を聞きたいのだろうか。
「えっ?」
皆本は薫の言うことを聞こうとした。
「結局パスワードは何だったのさ?」
薫はさっきから気になっていたことを皆本に聞いた。確かにあの女は一体どんなパスワードを付けていたのだろうか。
「ソロモン。旧約聖書に出てくる王様の名前だよ。彼は魔法の指輪で動物と会話できたんだ。」
皆本が真剣な顔で言う。あまり言いたくなさそうな顔だ。
「動物…。」
薫はがっかりした。自分が動物扱いされていると思ったからだ。
「彼女なりに君たちのことを考えたんだと思う。ソロモンはすぐれた知恵と力を持つ偉大な王だったんだ。きっと、君たちに大きな力を持つ責任を教えたかったんだよ。」
皆本は薫の頬に傷があるのを見て、ポケットからハンカチを取り出して薫の頬をふいてやった。
「頑張ったね。痛かったろう。」
薫は顔を真っ赤にした。どうやら、恥ずかしいらしい。そして、怒った。結局、いつものようにサイコキノを使って皆本を壁にぶち当てたのである。
「平気に決まってんだろ。私は強いもん。」
「僕、何かまずいこと言ったかな。」
皆本はまさか、自分に被害が及ぶとは思ってもみなかったのだろう。この男は女の気持ちをまだ知らない。その時、バベル専用のトラックが奥から猛スピードでやってきた。そして、一番に降りた局長がいつものように目から涙を出しながらチルドレンたちに向かって走ってきた。
「子どもたちよ、怪我はないか!?」
頭のいい葵はチルドレンと皆本の場所を入れ替え自分に被害が出ないようにした。
「心配してたんだぞ。」
局長は本来チルドレンがいた場所、つまり皆本の場所に飛び込んできた。
「あの、局長?」
皆本は困っている。どうやら、局長はチルドレンと皆本を間違えたようだ。
「おっ、君は皆本君。なぜここに?」
「皆本光一、只今帰国しました。」
皆本は局長にそう伝えた。
「ほー、そうか、そうか、待ってたんだよ皆本君。この子たちの現場…」

そんな話をしている間、遠くの高い塔から現場の様子を見ている、白髪の男と、リスのようなものがいた。と言っても、その白髪の男は顔はたいそう若い。さっきのリスのようなやつが言う。
「まさか、マッスルが捕まっちゃうとはね。だいたい相手をなめすぎたんだよ、あいつ。」
「それだけじゃないさ。」
白髪の男は他にもなにかあるような口調だった。

バベル本部ビルの受付では、二人の受付のお姉さんが来た人の名を確認していた。
「いらっしゃいませ。」
「あの…」
皆本が自分の名前を言おうとしたが先に言われてしまった。
「皆本光一、二週間の主任研修を終えて、本日より、国務課に配属。」
ショートカットの女の人が答える。
「皆さん、先ほどからお待ちですわ。」
少し、髪がはねている女の人が笑顔で言った。

局長が自慢げな顔で子供たちを見ている。
三人にはそれぞれ新しいリミッターが取り付けられていた。
薫は太陽をモチーフにした腕輪形。葵は月をモチーフにしたイヤリング型。そして、紫穂は星をモチーフにした指輪型である。柏木一尉がチルドレンたちに聞く。
「どう、新型リミッターは?開発したのはそこにいる皆本さんなのよ。」
「へー。」
三人は嬉しそうな声で答えた。
「はっは、えーと、改めてはじめまして、で、いいかな。今日からザ・チルドレンの指揮をとることになった皆本光一です。よろしく。」
皆本は嬉しそうに紫穂に握手を求めたが紫穂は心配そうな声で言う。
「私、サイコメトラーでレベル7だけど。」
「知ってるけど。」
皆本はそれがどうかしたのかという顔で答える。葵は皆本に対し、ウインクをして見せた。
「ええ根性やん。」
「ふん。私はまだお前を指揮官と認めたわけじゃないんだからね。」
薫はまだ意地を張っている。
「まぁ、まぁ、これからは同じチームだぁ。仲良くやってくれたまえ。団結だよ。団結。はははははははは、はははははは、ははははは!」
局長は無理矢理、チルドレンと皆本の手をつなぎ合わせ。笑っていた。
<第一話完>


読んでくれた方、お疲れ様です。
スポンサーサイト

コメント

こんにちは。 
第1話、読ませていただきました。
小説ですね~w
こう文字にするとせりふがより一層分かるような気がします^^ 
書くのお疲れ様です^^



椎名先生、ツイッターですか。。
ツイッターは前からしっていたけれどあんまりやろうとは思わなかったですねw
なんか面倒そうww
また暇があったら。。。 ですねw


では^^ 私は春休みの宿題に追われてますw

コメントの投稿

  • URL
  • コメント
  • パスワード
  • 秘密
  • 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL:http://sihotyann.blog66.fc2.com/tb.php/286-8f7acda6
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。